福井県ひきこもり地域支援センター
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ひきこもり支援体制一新 県センター NPO委託、新拠点 相談員増強、伴走型を充実
(2026年5月16日 午前5時00分)

NPO法人に委託し体制を一新した県ひきこもり地域支援センター=福井市大島町
 県は、ひきこもり状態にある人や家族を支援する「県ひきこもり地域支援センター」の運営を4月からNPO法人に委託し、拠点も福井市大島町に移転した。専門的な資格を持つ相談員が増強され、自立援助を長年続けるNPOのノウハウを生かした伴走型支援を充実させていく。

 県によると、県内のひきこもり状態にある人は2025年推計で15~64歳の約8200人。支援センターはこれまで同市四ツ井2丁目の県障がい福祉・精神保健相談所(昨年10月まで旧県総合福祉相談所)内にあり、専門資格を持つ職員らが対応し、家庭訪問や支援業務を行っていた。電話や来所などによる相談件数は嶺南サテライト(小浜市)も含め、23年度延べ1539件、24年度延べ1460件。相談所職員はひきこもり以外の福祉支援の業務もあり、対応に限界があった。
 
厚生労働省は25年にまとめた支援ハンドブックで、従来よりも支援対象者を拡大し、▽何らかの生きづらさを抱え生活上の困難を感じている▽家族を含む他者との交流が希薄▽支援を必要としている―状態にある人や家族と定義。この指針も踏まえて県は支援センターの体制を見直した。
 運営を委託したのは、丹南地域を中心にひきこもり支援を20年近く続けるNPO法人「えちぜん青少年自立援助センター」(越前市)。福井市大島町の医療施設の体育館に支援センターを移転し、嶺南サテライトも小浜市役所前のビル内に移設。同NPOのスタッフか、ひきこもり支援経験があり専門資格を持つ相談員が常駐する。当事者が気軽に来て過ごせる出入り自由の「フリースペース」も毎週開設。将来的には就労に向けて作業体験できる場もつくる。
 
支援センターの総括責任者の題佛臣一さん(70)は「つながり続ける支援が大事。当事者が一歩を踏み出すタイミングを逃さない、きめ細かな支援をしていきたい」と話している。
 開所時間は平日午前8時半~午後5時15分。
問い合わせは支援センター=電話0776(87)0412、
嶺南サテライト=電話0770(59)1965=25日開通。
(5月16日福井新聞掲載から)

更新2026年5月16日 17:50