平成22年3月にNPO法人えちぜん青少年自立援助センターをスタート致しました。
当初は不登校、ひきこもりのための「フリースペースいっぽ」を開所し、日中の居場所として、また自らの企画など様々な体験学習や催し物など行ってきました。ですが、「いっぽ」に通ってくる子供たちにはコミュニケーションが苦手など、発達障がいの疑いや、あるいは診断を受けた子供たちが多くいました。このまま居場所を提供した関わりでいいのだろうかと悩み、考え、一年後の平成23年6月福祉サービス事業所として
「就労支援センター試すてっぷ」を開所しました。
“いっぽ”“すてっぷ”を進める中で、そこまでに至らない人たちの相談も多くありました。ただ「来て下さい」だけのスタイルでは、見えない多くの人たちとの関わりはもちろん、会うことさえままならない人たちとつながることが難しい現実がありました。
ひきこもりになる様々な理由がありますが、近年発達障がいが原因になっていることが多く見られます。ある程度決まっている学生生活には支障がなく就職をして初めて生きづらさを感じ閉じこもってしまう。本人もご家族も理由が分からず、ご家族はただ就職することだけを望んでしまう。本人も「なぜ行動に移せないのか」「社会との関わりが辛いのか」理解できず一人で悩み孤立してしまう。場合によっては二次障がいを発症してしまい益々社会と遮断状態となり長期化してしまいます。
また、成長していく環境によってみられる場合もあります。
成長段階でそれぞれ個別の対応が進んでいますが、まだまだ十分と言えるところまでにはなっていません。
不登校やひきこもりになってしまう初期での関わりがとても大切です。
ストレス社会の中で5人に1人が精神疾患になると言われていますが、「話を聞いてくれる人がいる」「理解してくれる人がいる」「一緒に歩んでくれる人がいる」そして「変わりたい」という気持ちで大きく変わっていくのではないでしょうか。
一人ひとり悩みや課題は違っていますが、最終的には就労の場があり、安心した自分らしい生活を見つけて欲しいとの願いがあります。
それぞれがそれぞれの“らしさ”を見つけるため、日常の居場所から安心した支援体制へと繋げて行きたいと思います。
あなたに寄り添い、自分らしさを探して行きます。不登校・ひきこもり・ニート・対人恐怖・孤独感・・・そんな不安や悩みを一緒に考え新たな自分を発見し、少しずつ前に進めるお手伝いをする場所です。
一人で悩まず安心してご連絡下さい。
名 称 | 特定非営利活動法人 えちぜん青少年自立援助センター |
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設 立 | 平成22年3月18日 |
所在地 | 〒915-0054 福井県越前市小野谷14-1-11 |
事 業 |
《事業概要》
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会 員 | 正会員 11名・3社 賛助会員 25名 |
役 員 | 理事長:1名 副理事長:1名 理事:6名 監事:1名 |
定例会 | 年1回 |